『へるぱる 2025 1・2月』では、研修企画として「倫理・法令遵守」を取り上げています。訪問介護の仕事はさまざまな利用者に提供するものであると同時に、公的、専門業的、サービス業的、といった側面があるため、倫理には多様性が求められます。
上のイラストのように、ホームへルパーが訪問中もたばこを吸うヘビースモーカーの利用者に対し、利用者、介護者双方の人権を守りながらサービスを提供するにはどうしたらいいと思いますか?
本誌では、こうした事例に対し、多くの人の意見を取り上げながら、倫理を決めるグループワークなども提案しています。
監修/小林知久
イコール在宅ケアサービス代表。早稲田大学在学中に資格を取り現場に入る。2002年、24歳で母親と創業、現在東京都内4拠点で訪問系事業を運営。事業所のICT化・業務改善を徹底し80歳までの全介護員がビデオ会議できる体制を実現。また弁護士の弟と連携して法リスクに強い介護業務を実践。そのノウハウをもとに名古屋市社会福祉協議会の人権倫理研修、カイポケセミナーなど、各種研修・セミナーの講師を務める。
イラスト/さいとうかこみ