あなたならどうしますか?
車椅子の利用者をデイサービスへ送り出す介助をします。体が大きな利用者なので、腰に手が回らず、ベッドから車椅子への移乗が安全に行えるか不安があります。基本の動きがとりづらい場合、あなたならどうしますか?
こんなふうに考えてみましょう
体を抱えるのが難しい大きな利用者の移乗は、スライディングボードを利用しましょう。ない場合でも介護者は一人で行おうとせず、利用者の力を借りながら、できる方法を考えてみましょう。「利用者は動けない」という思い込みがより負担を重くします。座る力があれば、ある程度は声かけ次第で動けるものです。
スライディングボードがない場合
利用者におじぎをしてもらいながら、移乗します。
1. 車椅子をベッドに対して平行に置き、利用者にベッドの端に浅く座って、足を開いてもらう。
2. ベッドに近いほうの肩に顔をのせてもらう。
3. おじぎをしてもらいながら車椅子に座ってもらう。