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実例集[第4回]サービス提供記録

【生活援助】田中さん(81歳/要介護2)へのサービス提供記録の事例

こんな人

  • ひざの痛みにより、動きたくない気持ちが強い。
  • これまでどおり掃除ができず、息子夫婦の不安感が大きい。
  • トイレに間に合わず、下着を汚してしまうことがある。

今日の出来事
14:00 訪問時、あいさつすると「おう」と一言。
14:10 居室の掃除を開始。
14:20 掃除機をかけている間、田中さんにテーブル拭きをしてもらう。
14:30 トイレ掃除。目立った汚れはない。
14:40 洗濯物をたたむ。田中さんは野球のニュースを見て笑顔。
14:50 排尿の訴えがありトイレへ誘導。少し下着が汚れたので手洗いする。
15:00 記録を書き、サービス終了。

ホームヘルパーの記録[1]
最初のうちはむすっとしていて怖かったけれど、掃除中にテーブルを拭いてくれた。後半は野球のニュースを見て笑っていたので、よかったと思う。
→書き手の感想が入り混じった記録になってしまいました

ホームヘルパーの記録[2]
自立支援を意識し、田中さんに掃除を依頼。テーブル拭きを自ら行ったが、表情は固いまま。テレビに熱中するあまり、トイレに間に合わず下着を汚した。
→田中さんの問題点にばかり焦点が当たってしまっています

模範解答例
「テーブルの掃除をお願いできますか」と声をかけると、硬い表情ではあったが「そうだな」と言ってテーブルを拭いた。14:40から、テレビで野球のニュースを見て笑顔に。14:50に排尿の訴えがあり、移動に時間を要したため少し下着を濡らしたが、しっかりトイレで排泄(はいせつ)できた。

柴田範子(しばた・のりこ)
NPO法人「楽」理事長として、小規模多機能型居宅介護「ひつじ雲」、サテライト「くじら雲」を運営する。神奈川県ボランタリー活動推進基金審査会委員。元・東洋大学ライフデザイン学部准教授。『イラストでわかる介護職のためのきちんとした言葉のかけ方・話の聞き方』など、著書も多数。

イラスト/仲野ひかる

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  • 2018年08月27日

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【生活援助】田中さん(81歳/要介護2)へのサービス提供記録の事例

へるぱる 2018年9・10月号75ページに掲載

おもな特集

  • ケアマネジャー&医療職との連携を目指して! ホームヘルパーに求められる医療の知識とは?
  • 現場で慌てないために 緊急時に備えていますか?
  • “虐待”の芽を摘むために 日々のケアからできること

ほか

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