利用者の生活に最も近い介護サービスを提供する訪問介護者だからこそ、知っておきたい医療の知識をお届けします。今回は、睡眠を取り上げます。
Q 夜眠れなくても、昼寝をしていれば大丈夫?
A 昼寝によって、さらに生活リズムが崩れてしまうため、不眠が進みます。
睡眠のメカニズム
人は、上の図のようなメカニズムで、毎日眠っています。ここで大切になるのは、「朝、日光を浴びること」や「食事をとること」です。とても基本的な行動ですが、これらを規則正しいリズムで行うことが、質のよい睡眠につながります。夜眠れなかったからといって、昼寝をして睡眠時間を確保することは、その場しのぎにしかならず、不眠そのものの改善にはなりません。かえって、リズムを乱す原因になってしまいます。まずは生活リズムを整えることから始めるようにしましょう。