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求められる服薬の知識

服薬とだ液の関係

こんな経験ありませんか?

  • 最近、食べ物の好みが変わった
  • 唇がカサカサになっている

上記のような場面に遭遇したとき、あなたならどこに原因があると考えるでしょうか? 原因の可能性の一つとして思い浮かべてほしいのが「だ液」です。

普段の生活で「だ液」を特別に意識することは少ないでしょう。しかし、高齢者の場合、加齢や飲んでいる薬の影響などにより、だ液の分泌が減る場合が多く、その結果、日常生活に支障をきたしてしまいます。

だ液の分泌を促すことが、「食べる」「話す」「表情をつくる」という大切な行為を支える口腔機能の改善につながり、利用者のQOL(生活の質)を高めることにつながることを意識しましょう。

だ液には、どんな働きがある?
だ液は、だ液腺(耳下腺、顎下腺、舌下腺)から、1日平均1.5〜2L分泌されています。そのだ液には、洗浄作用・消化作用などの働きがあり、まさに「口の中のお医者さん」といえます。

だ液の量が減ると、何が起こる?
だ液の分泌量が減ると、第一に口の乾きが起こり、その状態が続くと、さまざまな問題が起こります。これらは相互に関係しあい単純ではないですが、代表的な作用と症状について紹介します。

堀 美智子
薬剤師。帝京大学薬学部医薬情報室を経て、1998年医薬情報研究所/(株)エス・アイ・シー設立に参画。現在は医薬情報部門責任者。東京・八王子「公園前薬局」店頭にも立ち、生活者の視点から医薬情報を発信している。著書に『介護職必携! お年寄りの薬おたすけブック』(メディカ出版)、『処方せん・店頭会話からの薬剤師の臨床判断 』(じほう)などがある。

イラスト/佐藤加奈子

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  • 2019年07月17日

この記事はこの号に掲載されています

服薬とだ液の関係

へるぱる 2019年7・8月号60,61ページに掲載

おもな特集

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