新型コロナウイルス感染症の感染拡大から2年目の夏を迎えました。感染症予防も日常化されて、ことあるごとに行う手指消毒や個人防護具をつけての介助にも慣れてきたのではないでしょうか? ウイルスの性質を知り、自分で考えて感染症予防ができるようになると、安全性の高いスムーズな介助が行えるようになります。今回は食事介助の場面を想像して自分で感染症予防について考えてみましょう。
例えば、上のイラストは利用者に食事を提供する場面。コロナ禍では、食事は、とても気を使う場面になりましたね。どんなことが予想できるか、そのためにはどんな対策をしておけばリスクが減らせるか、を利用者、環境、介護職、に分けて考えてみましょう。ポイントごどに解説をしていきます。また、本誌では他にも様々な食事場面での実例を取り上げて解説していきます。
監修/北田信一
看護師。介護支援専門員。東京都立大塚看護専門学校卒業。精神科病院病棟看護師長、看護専門学校専任教員、介護福祉士養成施設専任教員(教務課長)を経て現在、認知症対応型グループホームPAO経堂、デイサービスPAOすがも運営の傍ら、訪問看護ステーションNew Step練馬で訪問看護に携わる。教員時代より日本社会事業大学介護技術講習会主任指導者を務めるなど、介護技術教育にかかわる。イラスト/ホンマヨウヘイ
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