第4回は今も続く新型コロナウイルス感染症の対策について取り上げます。例年秋ごろからインフルエンザやRSウイルス、ノロウイルスなどの注意喚起が促されますが、今回見直す感染症対策は、新型コロナウイルス対策だけに特化したものではありません。季節的にも感染症対策は改めて確認したいテーマです。
新型コロナウイルスの変異株、デルタ株が流行っていた昨年と比べると、オミクロン株に置き換わった今、ワクチン接種も進みコロナ禍の生活やウイルスに対する認識も少しずつ変わってきています。長期にわたる感染症対策は今まで通りでいいのか、恐れすぎていないか、慣れて適当になってきていないか、など振り返る必要があるのではないでしょうか? 再確認して、今秋から新しい知識と正しい技術を持って利用者への適切なサービスに役立てましょう。
本誌では、他にも介助中の様々な場面をイラストにして「利用者にとって安定した介助になり、感染症から自分を守るためにできること」を解説していきます。ぜひ、日ごろの介助の参考にご覧いただければ、と思います。
監修/北田信一
看護師。介護支援専門員。東京都立大塚看護専門学校卒業。精神科病院病棟看護師長、看護専門学校専任教員、介護福祉士養成施設専任教員(教務課長)を経て現在、認知症対応型グループホームPAO経堂、デイサービスPAOすがも運営の傍ら、訪問看護ステーションNew Step練馬で訪問看護に携わる。教員時代より日本社会事業大学介護技術講習会主任指導者を務めるなど、介護技術教育にかかわる。
イラスト/パント大吉
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