多くの介護職が悩まされている“腰痛”。前号では前かがみや中腰、長時間の立ち仕事など生活援助や身体介助のサービス中にありがちな、腰に負担をかける動作について紹介しました。今回は、前かがみになりがちなベッドでの介助をくわしく取り上げます。
上のイラストは、身体介助の中でも腰痛の大きな原因となる、ベッドでの介助中に起こる「前かがみ」の場面です。ベッドでの体の引き上げの際、どうすれば腰への負担を減らすことができるでしょうか。どうしても完全には避けられない姿勢、前かがみ。その姿勢のなかでも、注意するポイントをおさえて、腰への負担を軽くすることはできます。
本誌では、他にも介助中の様々な場面をイラストにして「腰痛から自分を守るためにできること」を解説していきます。ぜひ、日ごろの介助の参考にご覧いただければ、と思います。
監修/北田信一
看護師。介護支援専門員。東京都立大塚看護専門学校卒業。精神科病院病棟看護師長、看護専門学校専任教員、介護福祉士養成施設専任教員(教務課長)を経て現在、認知症対応型グループホームPAO経堂、デイサービスPAOすがも運営の傍ら、訪問看護ステーションNew Step練馬で訪問看護に携わる。教員時代より日本社会事業大学介護技術講習会主任指導者を務めるなど、介護技術教育にかかわる。
イラスト/パント大吉
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この記事は『へるぱる 2022年5・6月号』に掲載されています
巻頭特集は“褥瘡について改めて知っておこう”です。皮膚に圧迫やずれなどの「外力」が加わることでできる「褥瘡」。初期症状から、ひどくなって筋肉や腱が見えるほどの深い傷まで様々な状態があります。そして、できる部位や大きさなども人によって様々で、医療職でも見分けるのが困難と言われています。今号のへるぱるでは写真なども掲載し、できやすい部位、ホームヘルパーがおこなえるケア、医療職との連携などを具体的に見ていきます。
研修特集は事業所内研修に欠かせないテーマである「倫理・法令遵守は1人ひとりの意識から」「その一言で変わる! クレーム・苦情対応」の2本。様々なテーマを、今の時代ならではの切り口で毎号掲載していきます。その他にも、最新の情報満載です。『へるぱる』が皆様の考えるきっかけや材料になりますように。
発売日 2022年4月1日 定価 2,000円(本体1,818円+税10%)

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褥瘡について
改めて知っておこう
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倫理・法令遵守は
1人ひとりの「守ろう」という意識から
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その一言で変わる!
クレーム・苦情対応
- 腰痛・感染症・事故etc…から
自分を守る! 介助術[第2回]
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訪問介護計画書の考え方と書き方[第6回]
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今、現場が知りたい あいまいゾーン[第2回]
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