今年度の最終回はこれまでの「腰痛対策」をまとめてご紹介します。
腰痛は寒冷な環境にも影響されるので、気温が下がる季節や雨の日などは注意が必要です。
サービス中は「自分を守る!」という視点で普段より動作や姿勢に意識を向けて腰痛を予防していきましょう。
腰痛を引き起こす要因は「動作」や「環境」、年齢や体格、既往症などの「個人的な要因」、職場の人間関係などの「心理的ストレス」など、さまざまな要因が複合的にからんでいます。介護職なら誰でも経験しうる痛みですが、ホームヘルパーは利用者宅という限定された作業スペースや福祉用具などが十分でない中で、生活援助・身体介護をおこなうことが多く、環境面でのリスクも高いといえます。改めて、誌面であげている腰痛予防ポイントを、日ごろの介助の参考にしていただければ、と思います。
監修/北田信一
看護師。介護支援専門員。東京都立大塚看護専門学校卒業。精神科病院病棟看護師長、看護専門学校専任教員、介護福祉士養成施設専任教員(教務課長)を経て現在、認知症対応型グループホームPAO経堂、デイサービスPAOすがも運営の傍ら、訪問看護ステーションNew Step練馬で訪問看護に携わる。教員時代より日本社会事業大学介護技術講習会主任指導者を務めるなど、介護技術教育にかかわる。
イラスト/パント大吉
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